7 to Smokeとは

GBB2023や、日本国内のBeatboxイベントでしばしば目にする「7toSmoke」

今回は、7toSmokeのルールについて解説します。

2024/4/7追記

今後、このページの更新は行いません。

古い情報が含まれる可能性があるため、必ず最新情報をご確認ください。

以下に示す内容は、ネット上の情報（個人のブログ等非公式の情報）、管理人がGBB21を現地観戦した経験などを基に紹介するものです。

イベントによって、7toSmokeという名前のものであっても多少違いがある場合があります。 

以下では、GBB21を例としてルールを紹介します。

GBB21では、本戦に参加するためには2回予選を勝ち抜く必要があります。

*ここでは2回の予選をそれぞれ、事前予選、当日予選と呼ぶことにします。

7toSmokeという形式は、もともとブレイクダンスシーンにおいて有名な形式であり、ダンサー経験があるドイツのBeatboxer・Madoxによって、シーンに導入されました。

Beatboxシーンにおいては、基本的にイベントの後夜祭（英語でafterparty）としてよく開催されます。

ルール上、優勝するために7回勝利しなければならないこと、またsmokeという英単語に「相手を倒す」という意味があり、7回倒すという意味でこの名前になったそうです。

GBB21本戦の開催日に、7toSmoke *事前予選が開催されました。

ショーケース形式で、制限時間は30秒。

GBB21のチケットを持っていれば、会場に行って参加したいと言うだけで、だれでも参加できます。

（年齢制限：18歳以上）

GBB21 7toSmoke *事前予選には、日本人として唯一sakuraさんが参加しました。

実はこれ、GBB21会場入り口ドアのすぐ近くで開催されていたため、ただ待機列に並んでいるだけの人々がどよめきをあげるくらい、とんでもないレベルのBeatboxを聴けるという恐ろしい環境でした。

その後、GBB公式Instagramにて、*事前予選通過者が発表されました。

*事前予選を勝ち上がった人、そしてGBB21出場者・ジャッジが参加する*当日予選がGBB21 7 to Smoke会場で行われました。

制限時間1分のショーケース形式です。

3日間GBB21に参加した疲れもあるせいか、GBB21出場者・ジャッジは出場権こそあるものの、ほとんどの方は来ません。

MCをやるはずのScott Jacksonすら来なかったとか。管理人も行きましたが本当に眠かった。

実際、参加した日本人Beatboxerは、KAJIさんだけでした。

撮影：種田芽衣子さん

*当日予選通過者8名は、イベントMCを務めていたBBKにより、舞台上で口頭にて発表されました。

まず、*当日予選1位 vs 2位のバトルが1分1ラウンドで行われます。

その後、このバトルの勝者 vs 3位

そのまた勝者 vs 4位...

というように、1位から8位が順番にバトルに参加します。つまり、負けるまでバトルをし続ける勝ち抜き戦です。これを何周も行います。

先に7回勝利したBeatboxerが優勝、次のGBBソロ部門への出場権を獲得します。

GBB21 7toSmoke優勝者はking inertiaでした。

ただこのバトルは、勝者が決まるまで理論上最大43回バトルを行わなければならず、イベントが長期化するため、28回バトルを行っても勝者が決まらない場合、上位2名が最終決戦を行います。（同率1位が3名いたり、同率2位が2名いるなど特殊な状況の場合は、状況に応じて対戦カードが組まれます）

この場合のみ、1分2ラウンド制になります。

GBB23 7toSmokeの情報は、以下のサイトに若干記述があります。

GBB 2023 Wildcard Competition

ただ、詳細はGBB23本番の舞台上でのみ発表され、ネット上ではほとんど何も情報公開がなされませんでした。

1. EVERYTHING YOU NEED TO KNOW ABOUT 7 TO SMOKE BEATBOX BATTLES
2. 最速でご紹介！シンガポールで行われたRF JAM 7 to smoke 2019！
3. Grand Beatbox Battle 2021 After-Party and 7toSmoke Battle

※ソースサイト2のイベント「RF JAM 7 to smoke 2019」はブレイクダンスのイベントであり、Beatboxイベントではありません。