GBB21 Zekkaのインタビュー映像が公開されました。その日本語訳を公開します。
- ビートボックスを始めたキッカケは?
「僕は人生の中で色々なことをやってきた。僕は負けず嫌いだから、新しいものを発見すると昼も夜もずっとやっちゃうんだよね。
でもビートボックスに関しては、多くの人と同じように何個かの動画を見ただけだったんだ。
僕の場合、最初にやる気を起こさせてくれたのは、Felix Zenger(フィンランド出身のBeatboxer)だったかな。初めてテクニカルなビートボクサーを見て「これはマジで学ばなきゃ」って思った瞬間だった。
主にFelix ZengerとかDaichi、Chicanoっていうスペインのビートボクサーの動画を何個か見て、それでビートボックスを学びたいなって思ったね。」
- GBBに出ようと思った理由は?
「さっきも言った通り、僕は負けず嫌いだからここにいる多くの人たちと同じく常に一番になりたいと思っている。
スペインのBeatbox Championsipを知ったのは数ヶ月前で、始めたばかりの頃はビートボックス・ムーブメントがこんなに発展してるとは思わなかったな。
あと、他のビートボクサーを知ることができるって利点もあるね。僕は自分の町で一人でビートボックスをしてたから、他のビートボクサーの連絡先なんて知らなかったしね。
全国大会があるってことを知ってからは、次のチャンピオンにならなければって大きな目標が出来たな(笑)
それにGBBって人生の要になるイベントだと思うし、そりゃ出てみたいって思わない?」
- GBBで戦うことの醍醐味は?
「それはGBBの後だね(笑) 何か目標を達成したとき、その目標を達成して終わったときにはもちろんその過程や瞬間を楽しめるけど、今この瞬間は、仕事のように集中しなきゃいけないときもある。『まあ、楽しんでるよ』って感じではないかな。
バトルがあることはすごく楽しいけど、そうだな、『物事を達成している』『目標を実現している』って感覚だね。過去の自分に証明することへのプレッシャーがあるかな(笑)」
- イベントの数日前にここに来れるのは素晴らしいことだけど、プレッシャーをなくすためにもイベントの後に数日間の滞在が欲しいですね。
「そう。もうすべてが終わっているからリラックスしてすべての動画を見ることができるよ。『俺を見ろ、俺はやったぞ!』って言えるし(笑)」
- GBB21に向けて、どのように、どのくらい準備してきたのでしょうか?
「あー、前回のGBBからずいぶんと時間が経っていて……もう2年くらいになるかな?
去年中止になったGBBのためにかなりの準備をしてたんだけど、そのルーティンはすべてKick Back Battle(通称KBB)で使っちゃったんだよね。
今年は時間がなくて思うような準備ができなかったんだ。特にこの2、3ヶ月は、2〜3時間かけてじっくりと練習する日が数日しかなくて、バトルとかショーケースに向けてのルーティンを準備することができなかった。
気持ち的に2019年の時よりも準備不足感があるから、結果はあまり気にせずここでの時間を楽しみたいと思ってるよ。
僕は勝つことや大会に進むことを考えていない方が上手くいくからね。」
- パフォーマンスをするときに観客に印象づけるためにしていること、そしてそれはGBBでパフォーマンスをするときにも変わりますか?
「まあ、そうだね。ビートボクサーのために演奏するのと、『普通の人』のために演奏するのは同じではないよ(笑)
僕の場合は、ビートボクサーのためのビートボクサーだと思ってる。僕はGBBみたいな大会やバトルでパフォーマンスをする方が好きなんだ。だって技術的なことも含めて、僕がやっていることを観客がより高く評価してくれるような気がするからね。
だけど、誰が相手でもパフォーマンスを楽しんでるよ。結局のところ、どんな観客にも対応できるようにしなければいけないしね。ビートボクサーではないお客さんには、よりシンプルでキャッチーなビートを届けたいと思う。
GBBでは、もっと自分らしく、もっと自分のスタイルを見せて、革新的になりたいと思ってるよ。
ビートボクサーではない人たちを楽しませるのが難しいと感じるときもあるけどね。皆は歌のカバーを好んでいるみたいだけど、それは僕のスタイルじゃないから。でも、たまにはそういうスタイルもやってみたいな。」
- 新しいルーティンを作るにはどうしたらいいですか?
「アイデアはたくさんあるんだ、多すぎるくらい。ビート、アイデア、メロディー、歌詞。これは全部スマホに記録されてるから素材としては十分で、ルーティンを準備しなければならないときはそれをチェックしてるよ。
自分のWhatsApp Group(メッセージアプリのチャットルーム)は、「普通のアイデア」「ドープなアイデア」「バトルのアイデア」みたいな感じで(笑) 4つか5つに分かれていて、気に入ったメロディやアイデアを見つけたらそれを中心に作り始めるんだ。
普段、新しい素材を作ることに問題はないけど、もし作らないとしたら、それは怠けているか、やる気がないか、時間がないとき。作るときはただ座って、その素材で作曲するかのようにルーティンを考えているよ。
だいたいの場合は、色々なボイスメモをとって、それらをつなぐ要素をいれてアレンジしてるだけなんだけどね。」
- 良いショーにするためのアドバイスは?
「オリジナルであること。それが必要な一番のスキルかな。
他のビートボクサーやサウンドに影響されてしまうだろうから難しいこともあるけど、「この人のようになる必要はない」と常に考えなければならないと思う。どうすればゲームを変えられるか、全く違うことができるかを考えればいいんだ。自分のスタイルを見つけて、自分自身に忠実になるように。
あとこれは僕がよくアドバイスしていたことなんだけど、僕はまず音楽と反対のことをしようと考えていたんだ。何かを使って何かを作るのではなく(よくわからん)ビートボックスで発見したもののコンボや音を使って、音楽を作ろうとしていた。
しかし、アイデアを持ち、それを自分の持っているもので再現してみると、自分なりの投影方法を見つけることができます。」(ここはグダったので後で修正します!)
- 世界で最も演奏してみたい場所は?
「二万人規模のフェスティバルで演奏してみたいとは思うね。その為にLoopstationをもっと使いこなしたいと思っているから、慣れたら将来的にそれでパフォーマンスもしてみたいな。あと、様々なラッパーやアーティストともコラボしてみたいと思う。
何が起こるか分からないけど、何が来ても受け入れるよ。」
- 数年後、ビートボックスはどうなっていると思いますか?
「わからないわからない!でもどんどん成長しているのは分かるよ。GBBはその最たるものだし。
GBBは大きなフェスティバルのようになってきていて、たくさんの人がリクエストしてチケットを購入していくよね。ビートボクサーだけじゃなくて、ビートボクサー以外の人たちもGBBに来てアートフォームに興味を持ってくれている。
YouTubeでもGBBやビートボックスに反応している人をたくさん見かけるよ。ビートボックスはアングラなものから少しずつ表に出てきているんじゃないかな。
まだ、これがどこまで行くのかわからない。でも2〜4年後、ビートボクサーがこれで生計を立てられるようになっていればいいなと思うよ。」
- 好きなソロのビートボクサーは誰ですか?
「うーん、Dharniかな」
- あなたの好きなルーパーは誰ですか?
「INKIE」
- GBBで最もバトルしたい相手は誰ですか?
「あー……COLAPS」
- バトルしたくない人は誰ですか?
「んんー!……NaPoMかな」
- あなたの好きな食べ物は何ですか?
「あー困ったな。これには答えられない(笑) 何でも好きだよ。ポテトチップスに卵、それとスペイン産のハム。」
- どこであなたを見つけてサポート出来ますか?
「基本的にはYouTube。僕のチャンネルにもう少しサポートが欲しいな。今はあまりコンテンツをアップロードしてないけど、将来的にはやるよ。約束する約束する。
YouTubeはZekka TV。Instagramはzekkamusic。
将来的には僕の作品をもっと見ることが出来ると思うよ。」
コメントをお書きください